ニフティ35周年によせて
「ニフティ35周年によせて、思うところをぜひ書いてください」というお題を見た時、すぐ思い出したのは、40年近くも続いている飲み屋さんのことだ。
ニフティのような大きな会社を、飲み屋さんと一緒にするのを失礼とは思はない。長く続いた飲み屋さんはくつろいで飲めるのだ。開店したばかりの店は、ちょっと凝った内装、しゃれた器、それらしい接客など、色々凝ってはいても、全体にしっくりこないことが多い。長く続くことで、サービスや内装や酒や料理などが調和してくる。客もそれに同化する。僕はそう思っている。
30年1世代と言われて、30年あたりで世代交代がある。商売などもこれくらいの長さで閉店することはよくある。35年も続いたということは、僕の基準からすると、くつろげるし、信用になるのである。特にこういう新しい業種は変化が激しいだろう。35年という長さは、たいしたことなのかもしれない。
ニフティのメールをいつ始めたかは思い出せないが、少なくとも20年以上は使っている。ところがブログは始めて1年である。ブログのことは聞いていて、やってみたいと思ってはいたが、ニフティでもやっているのは知らなかった。知った後でも、どうすればいいのか見当もつかなかった。周囲に聞いて、色々手伝って貰って、漸く使えるようになった。すると、まったく知らなかった表現空間があるのを知って、これまで使わなかった頭を使うので、大変喜んでいる。技術に疎い者がブログを始めるのは、こういう経過をたどる。
僕のような技術水準の参加者は、日進月歩の技術にはとても付いて行けない。だから、ニフティに何を求めたらいいかも分からない。むしろこういう新しい領域で何が出来るか、色々提案して欲しい、というのが正確な気持ちである。
それにしても、どういうサービスも、できるだけ簡単に使えるようにして欲しい。技術者の目線ではなく、一番不得意そうな顧客の目線で、システムを構築して欲しい。御縁があるサービスなので、次の30年を目指してガッバって欲しいとは、何の私心もなく思っています。
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